2014年5月17日土曜日

【オリジナルフィギュア作成】基本機能の確認 - インポートしたオブジェクトをフィギュアにする

Makehumanで簡単に人間の3Dモデルが作れることがわかってしまったので、Poserのオリジナルフィギュアを作りたくなりました。

いきなりハイクオリティなオリジナルフィギュアを作ろうとすると、何で行き詰っているのか理解できずに挫折してしまうといけないので、できるだけ簡単なモデルで、基本動作だけを抑えてみます。

Poserには、一からポリゴンを入力する機能がないので、オブジェクトのモデリングとグループ化は別のツールでやらなければいけません。
どうやら、それ以外のことはPoserの中でできそうです。


1.オブジェクトの作成
まずはMetasequoiaで細い棒を作ってみます。
3つ円柱が重なっているように見えますが、上の一つを別のグループにしています。
一応、下のグループをobj1、上のグループをobj2として、obj2をobj1の下位階層にせっていしてみましたが、どうやらPoserに読み込むと、ここでの階層は関係なくなるようです。
ま、なにはともあれ、基本機能の確認なので、適当にポリゴンを2つのグループにしたオブジェクトを作ればいいわけです。
できたら、Wavefront(*.obj)形式でセーブ。
今回は test.obj という名前にしました。

2.Poserで読み込み
test.objをPoserにインポートします。
testという名前のオブジェクトが読み込まれます。

3.グループを小道具に変換
編集ツールのグルーピングアイコンをクリックすると、グループ編集ウィンドウが開きます。
この、グループ編集ウィンドウの中の「全てを小道具に」ボタンを押すと、Metasequoiaで分けておいたグループがそれぞれ小道具に変換されます。
メニューバーの「ウインドウ(W)」メニューから「階層の編集(H)」を選ぶか、Shift+Ctrl+Eを押すと、階層ウィンドウが表れますので、ここで、グループが全て小道具に変換されてることを確認します。

4.階層構造の編集
この時点では、すべてのパーツが小道具に複製されているので大元のtestはもう必要ありません。重複しないよう、testを選択しDeleteキーを押して消してしまいます。
階層ウィンドウでobj2をobj1にドラッグ&ドロップすると、obj2がobj1の下位階層に入ります。

5.小道具のフィギュア化
階層ウィンドウで、全階層の親に当たるobj1を選んで、「新規フィギュア作成」ボタンを押します。
フィギュアには好きな名前を付けてください。
OKを押した後、ライブラリを再読み込みすると、新規フィギュアに「棒みたいなフィギュア」ができています。
Poserを再起動して、フィギュアを読み込めば、曲げたりねじったり、好きなポーズを付けることができます。(関節1個だけですけど)

ということで、手順が確認できました。
オブジェクトのフィギュア化はどうにかなりそうです。

参考文献:「-理想のフィギュア作成への道- POSER Figure Magic」 p.45-p.53 (2005年, 大河原浩一, オーム社)

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