先日、このブログでBlenderのスカルプトモードを使って、人の顔を作ろうとした話を書きました。
知人から、ワコムのペンタブレット(CTH-680 intuos)を借りることができたので、スカルプトモードを試してみたくなり、立方体をコネコネしていたら、あれ、これって人の顔になるんじゃね? 的な感じで、勢いで人の顔を作ろうとしたのです。
結果、なんだかよくわからないものを作ってしまったのですが……
気を取り直して、今度はもうちょっとがんばってみようと思い、それなりの手順を踏んでみました。
まずは、人の顔を作るのだとはじめからしっかり意識することが大事。「さあ、人の顔を作るぞ」と自分にいい聞かせます。
仕事で3Dモデルを作ってる人にとっては当たり前すぎる話ですが、一銭のお金をもらえるわけでもなく、CGとは全然関係ない仕事の合間に、趣味でやっている人間には、気持ちの部分が意外にハードル高かったりします。
なったなりのグニャグニャっとしたものに目を描いて「クリーチャー、できた!」っていう方向に逃げてしまわない心の強さが必要なんです。(笑)
ま、それはそうとして、やっぱり、いきなり立方体をコネコネするのは良くないっぽいので、スカルプトモードに入る前に、それっぽい形状を作っておくことにします。
人間の顔って、箱と球でできていると捉えるといい、みたいなことが、かなり昔に立ち読みしたデッサンの本か何かに書かれていたような記憶があります。
とりあえず、その記憶にしたがって、こんな感じのものを作ってみました。
ここから、普段の編集モードに入って、粗削りをしておきます。
なんか、ちょこちょこいじっているうちに、だいぶ顔っぽくなってきました。どこまでやってスカルプトモードに移行するかが悩まれるところですが、とりあえずこのあたりで。
元々がある程度できているので、ちょっと膨らませたりへこませたりを繰り返しているとこんな感じに。
目は、別の球を2つ置いて、それを包むように瞼を作っていきます。
耳は、適当に盛り上げたり、周辺を削ったりしながら作りました。
全体はこんな感じでどうでしょうか。
オブジェクトモードに戻って、シェーディングをスムーズにするとこんな感じです。
気持ち悪いっちゃぁ気持ち悪いですが、これなら十分人の顔でしょう?
レンダリングしてみました。
あ、なんか、それっぽいですよね。
もう少し、角度を変えて……
うわっ、なんか、想像してたよりしゃくれてるっ!
というわけで、坊主頭でしゃくれ顔のオッサンのメイキングでした。
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