Blenderに持ち込んだフィギュアをレンダリングするときに、背景をどうしようかいつも悩みます。
書割では限界があります。パースやライティングが固定になってしまって、融通がききません。それに、せっかく3Dなのに地形が書割の2Dというのは、どうも納得がいきません。
Blenderの内部で簡単に地形が生成できれば便利です。
地形を生成するといっても、とにかくランダムにデコボコさせてやればいいので、方法はいくらかあるようですが、やっぱり闇雲に試すよりは、先人の知恵を最大限活用させていただきたい。
Blenderに地形を自動生成するプラグインがあります。
ANT Landscapeというプラグインで、地形生成用のプラグインなので、VueやTerragenとまではいきませんが、とりあえずお手軽にそれっぽい地形を作ってくれます。
ただ、それっぽいといっても、遠目にそれっぽい地形に見える凸凹のポリゴンを作ってくれるだけなので、アップにすると地形には見えません。
岩のテクスチャなんかを作って部分部分にマッピングすればそれっぽくなるのだとは思いますが、それでは手間がかかりすぎます。
そこで、お手軽にノイズをバンプマッピングして全体をそれっぽい雰囲気にしてみました。
ANT Landscapeについての解説は、下記のサイトが参考になります。
http://www34.atwiki.jp/mieki256/pages/37.html
http://cg.xyamu.net/Blender/entry113.html
これらを参考にして、こんな感じの地形を作ります。
次に、これにマテリアルの設定をします。
ちなみにレンダーはCyclesを使っています。
マテリアルのノードはこんな感じ。
一応、プレビュー画面はこんな感じになってます。
このままレンダリングしてみると、こんな感じです。
これで、どんどんズームしても複雑な地形が見えてくる仮想地形ができました。
あちこちアップにしてみて、気に入った場所を探します。
3DポリゴンとしてBlenderの中に存在するので、ここにMakeHumanで作ったフィギュアモデルを配置することができます。書割とは大違い(笑)
レンダリング結果は、例によってヌードなので、PixivにR-18指定でアップしました。こちらをご覧ください。(http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=46112737)
また、このフィギュアのマテリアル設定は、MHX2フォーマットで読み込んだそのままの設定です。
なんと、レンダーを先にCyclesに設定しておいて、普通にMHX2をインポートしたら、既にマテリアルの設定がされていました。
MHXのときからそうだったんでしょうか?
MakeHuman、奥が深いですね。
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