Blender初心者なもので、なにもCycles使わなくても、標準レンダーだけでも出来ることあるんじゃ……なんてことを考えて、いろいろ実験をしています。
とりあえず背景をピンボケにして、雰囲気のある絵を作りたいと思ったら、Cyclesとか、PoserのFireFryだと、カメラの設定で被写界深度の設定をすればOKです。
でも、Blenderの標準レンダーでは、単純にそういうわけにはいかないみたい。
どうも、古いバージョンでは標準レンダーのカメラにピンボケのボケ度合いを設定する項目があったようですが、2.70では見当たりません。
仕方がないので、レンダリングが終わってから、フィルタ処理する方法を使いました。
結果は、一応、ヌードなのでR-18指定でPixivにアップしました。
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=45956789
ピンボケフィルタの設定は、ノードエディタで行います。
ノードエディタを選んで、
シーンを選択、「ノードを使用」にチェックを入れます。
ここで、「追加」メニューから、「フィルタ」→「ピンボケ」を選べばいいのですが、このピンボケフィルタ、強い光の反射はうまくぼかせないようで、白く光ったところがギザギザになってしまいます。
これを解決するには、いろんな方法があると思いますが、こんなことをやってみました。
ピンボケフィルタを多段で組み合わせて、徐々にボケの面積を広げていきます。
これだと、徐々にボケが広がっていくので(なんか嫌な表現ですが)全体的に違和感が少なくなります。
ただ、それでも、おかしなところは残ります。
画面右下、モデルが座っている石の手前に木を配置してみたのですが、木の葉の輪郭がボケません。輪郭の内側は葉っぱ同士の境目がわからなくなるほどボケているのに、石と葉の境目だけがボケていないのです。
石はモデルの近くにいるので、ほぼ焦点が合っています。しかし、その手前の木はボケないといけません。
う~む。やっぱり標準レンダーよりもCyclesのほうが、使い込み甲斐があるかなーという感じです。
まぁ、ツールなので、一長一短あるものを適材適所、使いこなすのがいいのでしょうね。
そういう意味で、こういう癖を知っておくのは重要なのかもしれません。
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