2014年9月15日月曜日

【MakeHuman】MHX2フォーマットを試す

MakeHumanの公式ブログによると、MakeHuman-Blender連携のためのフォーマットMHXはサポートを終了し、今後MHX2という新しいフォーマットを採用していくそうです。
MHXはBlender専用のフォーマットだったが、MHX2は特定のアプリケーションに関連付けられないものになるとのこと。うーむ。Blenderでちゃんと動いてくれるだけでいいんですけど……

MakeHumanからのエクスポート&Blenderへのインポートを行うプラグインが配布されているので、とりあえず使ってみました。
プラグインのダウンロード&インストール(というか、ただのコピーですが)の方法を知りたい方は、公式ブログを参考にしてください。特に、ダウンロードファイルは、バージョンアップされている可能性が高いので、ご自分で試される場合は、公式ブログを確認してください。

まず、はじめに、MHX2でエクスポートしようとすると、Rigifyオプションがありません。
これはちょっと困りました。
最近、やっとRigifyのありがたみがわかりはじめたところなのに、いきなり突き放された感じ……
なんて思っていたら、実はMHX2はBlenderにインポートする際にRigが選べるようになっていました。

全く同じモデルをMHXとMHX2で書き出して、両方をBlenderに読み込んで並べてみます。

左がMHX2で、右がMHXです。
ご覧のとおり、Rigの見た目がかなり違いますね。

次にポーズを付けて標準レンダーでレンダリングしてみます。
後ろに隠れているのがMHXで、手前にいるのがMHX2です。
部分的に白く飛んでしまうぐらい強くライトが当たっていると、それほど違いは感じません。

少し、正面からのライトを落としてみます。
ライトを落とすと、肌の色がかなり違って見えます。

正面のライトを消してみます。
そうなんです。MHX2のほうは、肌のマテリアルに放射が設定されていて自発光しているのです。
だから、暗くなると影がなくなって、立体感のない、なんとなく不自然な感じになります。

また、SSSは両方ともはじめから設定されています。ただし、挙動はかなり違います。
モデルの向こう側やや右から強めの光を当ててみます。
MHXのほうは、耳など肉の薄い部分を除いては、細くエッジ部分が浮き出す程度ですが、MHX2のほうは、全身が赤く透けてしまっています。

肌の設定に関しては、MHXのほうが自然で使いやすいような気がするのですが、いかがでしょう。でも、もう少し白いほうがいいかな……
もっとも、Cyclesを使おうとすると、マテリアルの設定を全てやり直さなければならないので、あまりこだわる必要はないのかもしれません。

あと、後ろにいるMHXのモデル、左胸が、MHX2の左腕に押されてムニュっとつぶれているのにお気づきでしょうか。
乳房に一本ボーンが入っているだけで、こんなことも簡単にできるんですね。

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